SPEEDMAX CF 8.0

昨年購入したSpeedmax CF 9.0 PROについてです。
今年と違う点は、ホイールがReynoldsのAsult/Strikeから Strike Carbon clincherへと変わった点です。
ですが、使用ホイールはFulcrumのRacing３です。タイヤはIRCのRBCCを使用しています。
トライアスロンモデルとTTモデルがありますが、違いはステムの形状です。

今回購入したのはトライアスロンモデルMサイズ。
身長は１７８ｃｍ、股下は約８４ｃｍ、腕の長さは約６３ｃｍ、素人採寸ですので参考程度です。
CANYONは通販（直接取引）のみになっているのでサイズ選択がネックです。
今回、TTバイクは初めてなのでとても迷いました。
ポジションを合わせてみると、Mサイズはギリギリのようでした。Sサイズでも合わせられそうです。
CANYONのホームページにあるフレームサイズ計算（Canyon Perfect Position System）でもちょうどSとMの間くらいでした。

発注後、いくつか英語でやり取りをして細部を確認したあとで発送してもらえました。
送られてきた箱のなかには、調整済みの完成車がハンドルとシートポストが外されて入っていて、簡単な組み立てですぐ乗れるようになっていました。
ブレーキや変速等は全くいじらず、サドル位置と腕置きの位置を合わせるくらいで乗ることができました。

以下、評価の項目に従って感想を記入します。

評価
TTバイクとして必要なところは全て抑えていると思います。
特に電動変速なので、DHバーを持っていてもブレーキ部を持っていても変速できる点が素晴らしいです。

硬さ
必要十分な硬さだと思います。知人に乗ってもらった所、非常に硬いと言っていましたが、自分自身では、硬いという印象はありませんでした。しなったり力が逃げたりという感じは全くないので、そういう意味では硬いのかもしれませんが、ネガティブな印象はありません。

振動吸収性
素晴らしいと思います。今まで乗っていたのがアルミのエントリーロードだったので、余計にそう感じるのかもしれませんが、ゴツゴツという振動がモコモコに変わりました。

直進安定性
これも素晴らしいと思います。真っすぐスピードを出して走る分には、とても気持ちよく感じられます。
ですが、直進安定性がよい半面、コーナリング等は通常のロードバイクの方が分があるように思います。下りやコーナーが苦手な人は、通常のロードバイクにアタッチメントのDHバーを付けた方が良いように思います。
他のTTバイクと比較した場合には、変な挙動もなく非常にバランスの良いバイクだと思います。

反応・加速度
とにかく高速域の伸びが素晴らしいです。ロードバイクのように集団から抜け出すための急加速などはやや苦手なのかと思いますが、いままで限界だったスピードからまだ先に伸び代があります。

価格満足度
為替の関係で非常に安く手に入りましたが、現在の価格でも十分に満足できると思います。
電動DURA ACEがついていてこの性能でこの価格は他にないのではないでしょうか。