RNC7　EQUIPE

※所有はRNC7のみ、カーボンバイクを何台か試乗してのレビューになるのでご了承下さい。


国産クロモリ、日本のメーカーなので日本人向けにサイズも豊富にあり、カラーオーダーも可能な所有欲を満たしてくれる1台になるかと思います。
クロモリといえばホリゾンタルフレームで、細身のパイプがとても素敵に見えます。
数あるクロモリフレームの中で、この価格帯ではANCHORのネオコットクロモリは最高なのでは？と、思います。


さて、使用しての感想です。
まずは硬さ。硬いカーボンと比べると柔らかいです。乗り比べればフレームのしなりがよく分かります。同じANCHORのRL8と比べてもまだまだ柔らかい。
そのおかげか振動吸収性は高いと思われます。同じホイールを履いたカーボンと比べても振動には、優しいかと。長距離走った時の疲れ方は違うんじゃないかなぁ。

直進安定性はよくわかりません。ただ下りは怖いです。クロモリフォークのせいなのかしなりを感じます。重いフレームですが、平地ではそれなりに走ります。レース内の集団にも普通について行けます。ただ坂はキツイ。重量が重い、しなるフレーム、周回レースでは後半脚に残る疲労がカーボンと比べると多いかと。
重い分不利ですね。


反応はグッと踏み込むと一旦しなってからグッと反応する感じです。パワーロスしてるんじゃないかと思うくらいに。硬いカーボンとは全然違います。ダンシングすれば素人でも違いは分かります。
加速度はやはり遅いです。カーボンならクンクン踏めばスーと加速する感じでしたけど、コイツはグォングォン踏んでグゥンと進む感じかな？
ダンシングした時にハネル感覚。

草レースくらいであれば己を鍛えればコイツでも上位は狙えます。私も完成車のままのコイツで3時間エンデューロ1位取った事もありますし、上位の集団に残る事も可能です。
ただ、坂はキツイ。
ロングライドもでき、トレーニングもカバーでき、小さなレースにでてそれなりに闘えるRNC7には満足しております。
しかしレース機材としてはレース用カーボンフレームをオススメします。