マイバイク日記

全日本最速店長選手権2014 3位 西谷 雅史 さん

2014.11.14

お客さんから「ボス」の愛称で親しまれるサイクルポイントオーベストの店長。
2006年ジャパンカップオープンレースで優勝し、2007年の実業団小川村ではプロを相手に勝利するなど、輝かしい戦歴を誇る。最新機材を使い倒すことによって得られる店長の知識と経験は他のショップにはない強み。強豪実業団チームを擁しており、ソフト面も充実。この店長選手権では常に優勝候補の筆頭に上がっている。

Qフレームが変わりましたね?

はい。フレームをキャノンデール・シナプスにしました。

Q:西谷さんがコンフォートバイクとは意外ですね。

シナプスはコンフォートバイクですが、レースでも十分に通用する性能を持っています。
路面追従性が高く、安定感は抜群。僕がこだわっているのは“走りやすさ”です。走りやすいバイクがレースにも適していると思います。だからシナプスを選んで正解でした。これはすごいフレームですよ。

Q:こだわりポイントは?

こだわりポイントはステムとハンドル。
グラファイトデザインの6OVALステムとクラインバーの組み合わせです。振動吸収性がいいので、路面が荒れているところを走ると、ほかのステムやハンドルとの違いが明確に分かります。このハンドル&ステムとシナプスを合わせると、もう抜群。「走りやすくて安定感がある」ということが楽しさのポイントですね。レースユースでもデメリットはないですし。

Q:ペダルが最上級グレードではないですね?

ペダルはあえて金属ボディ時代のシマノ・アルテグラを使っています。
理由は、剛性を重視した踏み味と、スタックハイトを高くすること。踏み面が適度に遠いほうがペダリングがしやすいように思います。力が入りやすいというか。
あるとき、これを何気なく付けて走ってみたらすごくよくて、上位モデルに戻したら違和感があったので、最近はこれで走っています。

Q:ハンドルのドロップ部分に巻いてあるのは?

シリコンのバンドを巻いて、ドロップ部のグリップを上げています。
もともとはバーテープの末端を止めるためのバンドなんですが。ハンドル全体がグリップするより、このワンポイントだけグリップが上がるほうが力が入りやすいんです。

Q:タイヤにもこだわってますよね?

今日は雨なので、ウェットグリップを重視して前後ともあえてクリンチャーです(フロント:スペシャライズド・S-ワークスターボ、リヤ:IRC・アスピーテプロウェット)。ウェットグリップがいいモデルを選び、濡れた路面での信頼性を重視した雨仕様です。このタイヤを使いたいがためにクリンチャーホイールにしました。

text●安井行生、photo●山内潤也
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