2014“乗鞍”チャンピオン 森本 誠 さん
CS:まずは、おめでとうございます。
森本:ありがとうございます。
CS:コースが短縮されてしまいましたが、目標タイムと比べて、今日の結果はいかがですか?
森本:仮想ですが、あのままのペースを保てればおそらく(フルコースでは)54分半くらいでフィニッシュできたと思います。なので、フルコースでやりたかったですね。
でもそれは、結果論なので。レースの展開はコースが短くなったのもあって、序盤からペースが速かったです。その辺は自分にとって追い風だったかなと思います。
CS:展開は得意な展開に?
森本:そうですね。というより序盤の緩斜面のところを集団のハイペースでこなしていけたので、タイム的には有利でした。
CS:コンディションはいかがでしたか?
森本:そうですね。6月ちょっと体調が悪かったんですが、その後、7月・8月と勤めている近藤機械製作所に無理を言って、3回試走に来ました。それで調子を上げさせてもらったということがありますし、もちろん、ホイールの恩恵もあります。
やっぱりクランクの回転が、いいのがとてもよかった。頂上でみんなで触って、その軽さにびっくりしてたのですが、車重は2年前のものよりも1キロくらい重いです。
CS:完成車でどれくらいの重量ですか?
森本:6.35kgです。
CS:BBもゴキソのものですか?
森本:そうですね。クランクはスギノのものですが、BB、ベアリングなどが入っているところはゴキソのものです。
CS:クランクに強烈な肉抜きがされていますが、どうやったのですか?
森本:あれは僕のわがままでやってもらいました(笑)。やっぱり言っても軽いほうがいいので、同じ回転抵抗なら。だから、僕が無理を言って会社の専務に1日がかりで開けて貰いました(笑)。あれで90gぐらいの軽量化です。(世界に)ふたつとないものです。
CS:ホイールのハブの性能がいいというのは、だいぶ知名度が上がってきていると思うんですが、BBがいいというのは、(乗って)違いを感じるものですか?
森本:乗ってわかるかというと難しいんですが、触ってあれだけ違うっていうのは当然それだけ決定的な(回転の)軽さがあるんですよね。
CS:前後でリムの高さを変えているのは、何か理由がありますか?
森本:これは朝、天候が悪くて(レースを)やるかやらないかっていう状態になっていました。ちょうど放送でゴール付近の風速が15mと流れたので、フロントをすぐに(風の影響を減らせる)24mmのものにしました。
CS:フレームはずっとフェルトのF1を使われていますが、それには何か理由があるんですか?
森本:フェルトさんからずっとスポンサーしていただいているっていうのはあるんですが、僕はその前からずっと使っています。やっぱり、僕にとってバランスがいいのかな、と。フレームは硬い部類に入るとは思うんですが、それでも硬すぎず、柔らかすぎず、高回転型の僕のペダリングには合っているんだろうなと思っています。
CS:ビニールテープで、ダウンチューブの下とフォークに止めてあるものはなんですか?
森本:あれはお守りがついているんです。ホイールのハブを設計してくれた会社の専務がつけてくれたものなんです。
ダウンチューブの下とフォークと…あれで3点セットなんです。あれには僕には理解できないぐらいの何かが詰まっているんだと思います。
CS:次期新商品ですか?
森本:それはもう企業秘密ってことで(笑)。本当に僕も分からないんですよ。
CS:ホイールはフルカーボンワイドリムのクリンチャーモデルですか?
森本:そうですね。
CS:45mmハイトのホイールは、現在開発中のモデルだと思うのですが、あれは最終試作品ですか?
近藤機械製作所・近藤社長:リアは最終版です。今日は風が強かったんでフロントホイールは交換しちゃったけど。前後で2kgあるんですよ。本当はフロントも45mmハイトのホイールを使って欲しかったんだけど、君(森本さん)の意見を尊重して。フロントは24mmに交換しました。
CS:最後は選手の意見をということですね。
森本:そうです。ありがたいですね。
CS:来年もまた、もちろん目指されるんですよね?
森本:そうですね。やっぱり数字でのコースレコードは残っていないので。来年はばっちり数字で残せるようにしたいですね。
今回のThis is my bike!!インタビュー はいかがでしたでしょうか?
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Bike Specをチェック!
Bike Spec
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- フレーム
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- ホイール(前輪)
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24㎜フルカーボンワイドクリンチャー (GOKISO/ゴキソ)
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- ホイール(後輪)
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45㎜フルカーボンワイドクリンチャー (GOKISO/ゴキソ)
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- サドル
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SPRINT (AX-Lightness/axライトネス)
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- タイヤ
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Grand Prix SuperSonic 700×23C (Continental/コンチネンタル)
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- コンポーネント
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RED 22速 (SRAM/スラム)
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- コンポーネント(左ブレーキレバー)
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Force CX1 (SRAM/スラム)
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- ハンドル
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GOSSAMER NEW ERGO (FSA/エフエスエー)
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- ステム
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Zero 100 (Deda Elementi/デダエレメンティ)
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- クランク
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オリジナル軽量化モデル (SUGINO/スギノ)
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- シートポスト
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WCS V2カーボンシートポスト (RITCHEY/リッチー)