マイバイク日記
あけましておめでとうございます。

今回はクラシックパーツのお話です。
ものすごくマイノリティなネタですが僅かばかり共感していただける方がいると幸いです。

念願だったコッターレスのクランクが手に入りました。
どうしても取り外しの際にコッターピンをハンマーで叩いたり、クランプを使用してBBを外すのは手間ですからね。
そもそも回転部に衝撃を与えるのは絶対に良くないと思います。

入手したのはStronglight製星型クランク最初期の49Dになります。
アルミ製で重量もアベレージで613gととても軽いですね。
本当かよ、と思うのでスケールを購入したら測ってみたいと思います。

製造年代も60年代に作られたものなので僕の自転車とも年代が近いはず。
はっきりとした年代の断定はできませんが情報は製造期間1960年〜?となっていました。

このモデルが他のモデルと大きく違うのはドライブサイドのアームが六角ボルトでアウターチェーンに固定されています。
2、3枚目の写真にあるように分解できます。
ついているクランクの長さは170mmですが容易に交換できそうなので175mmを見つけたら交換してみたいです。

かなりの破格で入手できたのにもかかわらずなんとLeotardのクイルペダルがおまけで付いていました。
別々に買えばそれなりに良いお値段しそうです。
後にオーバーホールしてみようと思うのですが今日はクランクセットのみにしておきます。

BBの形状は四角テーパー(ISO)のものになります。
アウター53T、インナー40Tと古いパーツの中ではとても使いやすい歯数です。
今時のノーマルクランクと同じですね。
ちなみに当時はアウター46-53T、インナー38-48Tとラインナップされており、その中から好きな歯数を選ぶ仕様だったようです。
コンパクトクランクに多い34Tはない!涙

状態は比較的良かったのですがチェーンのオイルがついたまま、長年保管されていたようで風化したオイルに埃がたっぷりと付着していました。

まだまだ必殺磨き人とは言い難い僕ですがこのままではせっかくのパーツの魅力が失われてしまうのでやれるだけやってみます。

まずは水の中に分解したパーツを入れて真鍮ブラシで頑固な汚れを落とします。
ある程度汚れが落ちたら耐水ヤスリで白サビを落としたり、細かい傷を消したりとひたすら研ぎます。
特にアルマイト加工などされていない古いパーツなので気にせずゴシゴシと磨きます。
大体表面が磨けたところでピカールを導入し、さらに磨きをかけます。

すると、新品のような輝きが蘇ってきました。
ウエスは真っ黒になりますが、こまめに綺麗なものと取り替え磨くこと小一時間。
青棒などを使用してバフがけすれば、文字通り鏡面仕上げにできるのですが、持っていないのでここまでで一旦よしとします。

いつか青棒とバフを使って全てのパーツを磨いてみたい。
最新コンポはブラック系がメインになってしまいましたが、僕の自転車はシルバーのパーツがふんだんに使われているので磨きたい病にかかってしまいそうです。

残念ながら、まだこのクランクに対応しているBBを入手してません。
早く取り付けてみたいのですが、互換性のあるBBを探しきれていないので一旦保留です。

僕のスプロケは5段しかないのでこのクランクに合わせた最適なトランスミッションを探すのも大変そうです。
おそらく14-22Tか14-24Tとは思っているのですがまずは、今のスプロケで試しながら検証していきたいと思います。
せいぜい7速あればクロスレシオにしてもある程度はカバーできそうですが、5速でクロスレシオにしてしまうと坂が登れない。
きっと昔のレーサーたちは頻繁にスプロケをコースに合わせて交換してたのでしょう。

そんな感じでパーツ沼にどんどんハマっていきそうです。
走行距離0.0 km