寒い日にはやはりラーメンですね。
ということで今回はパリにあるおすすめのラーメン屋さんをご紹介します。
年の暮れの最中、パリでは今年最後にして最高に寒い週末を迎えています。
昼間も基本的に気温が上がらず、最高気温1°/最低気温-4°と朝昼晩と全ての時間帯に逃げ場がありません。
空気も非常に乾燥しているので風邪などとてもひきやすい環境と言えます。
できるだけ自転車に乗る際は冷たい空気を口の中に侵入させないように鼻で呼吸するようにしたいのですがただでさえ冬は、空気の密度が高く、どうしても夏よりも息が上がってしまうためとてもじゃないですができません。
吐く息が白く固まり、まるで蒸気機関車にでもなったような気分です。
そんな寒い中、昨夜前職での上司と一足先に年越しそばならぬ年越しラーメンを堪能してきました。
千葉の津田沼に本店を構える背脂こってり系の"なりたけ"というラーメン屋さんがパリにも出店しています。
多くの日本食レストランが集まる1区のSainte-Anne通りからも近い日本食激戦区にお店を構え、その中でも一際行列を作っているお店が"なりたけ"です。
連日連夜平均30分待ちは当たり前の人気店で、昨日は寒い中45分程度行列の中にて寒さをしのぐことに。
決して他にありがちなフランス人の好みに合うようにアレンジされた味ではなく、こってりラーメン好きの僕もやみつきになってしまうほど背脂ギトギト系のお手本のような味です。
千葉の本店には行ったことはないのですがレビューを見ている限りは本店の味をそのまま再現している模様。
そんな強気の姿勢に惹かれてしまいますね。
行列をなしている大半はフランス人で、現地人も取り込んでしまうその味は全く恐れ入る限りです。
値段は日本に対し少々高めの€10。今の為替にて1200円程度でしょうか。
それでも日本人の僕としては費用対効果は抜群で45分も並んでしまいます。
味もさることながら寒空の中、我慢した甲斐もあり格別でした。
おろしにんにくも入れ放題なので例によってガッツリと投入してしまいました。
にんにくの匂いを少しでも緩和してから帰ろうと食後に最近ハマっているホットワインを飲みながら雑談タイム。
ところが街が一帯霧に覆われはじめなんとも言えない状況に。
ロマンチックな表情を通り越し、ホラー映画のような光景です。
当然その霧は僕の帰り道も普段見慣れた光景を一変させるものでした。
霧の中、Mafacのブレーキを前後に装着した僕の自転車はキーキーとけたたましい音を立てながら帰路につきました。
是非、パリに来られる際には"なりたけ"おすすめですよ!
Kotteri Ramen Naritake
31 Rue des Petits Champs, 75001 Paris
走行距離18.6 km
現地の人によるなんちゃって日本食では無くて、ちゃんと日本の本店が絡んでほぼ同じ物が受け入れられているんですね!
軽食でも大抵のものは1,000円を超えると聞いていましたが、そう考えるとその半額でもそこそこの物を食べられる日本は有り難いと思います(^^)
>>アディさん
コメントありがとうございます。
日本で食べる日本食とても恋しいです。
地味にすき家とかコンビニなどで手軽に食べられるものが特にふとした時に猛烈に食べたくなります。
価格帯に関してなのですがこちらで住むようになってからフランスには価格競争というものが存在しないことに気がつきました。
下は最低€5から上はランチで€100近くかかってしまうところもあります。
大体レストランの平均では€15から€20でしょうか。
そのせいもあってかこちらで従業員3人以上雇っている企業主は従業員全員にお昼代の一部を負担する義務があります。
Ticket Restaurantというもので会社にもよりますが僕の場合は毎日€9支給されます。
ほとんどのレストランやスーパーでの買い物に使えるとてもありがたいチケットです。
日本の外食産業の安さは消費者である我々にとってはとても魅力的ですが、結果的に低所得者を増やしてしまっているという実態も否めませんね。
ワンコインランチなどで集客を上げる飲食店はすでに価格崩壊しており、材料費の節約はある程度限界があるので人件費、またはその他経費の節約をし、影の誰かの苦労によってまかなっています。
それぞれの文化や国民性に対してとやかくいうつもりはありませんが、少なくともパリにある日本食レストランではいっぱしの代金を取るにもかかわらず従業員は日本人留学生などを最低賃金で雇い、店を経営しているという状況が多いです。
少なからずフランスにある日本食レストランは従業員に対して日本式ではなくフランス式にしてあげてほしいなと感じます。